writer-0.1.js"> 【売上管理】売上原価の考え方【粗利対策】 | ゆずまる薬剤師のお仕事

【売上管理】売上原価の考え方【粗利対策】

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みなさまこんにちは前回は売上を上げる方法について書きました。

今回は粗利を上げる方法と分析について計算例を交えて紹介します。

基本的に小売業目線での記載になりますがそのうち調剤編も書きたいと思います。

 

yuzumaru(ゆずまる)。6年制の薬学部を卒業後、市販薬と処方箋薬を学びたくドラッグストア業界へ。ドラッグストア&調剤薬剤師として日々知識をアップデート。3年の下積みを行い管理薬剤師へ。地域に根ざした薬局づくり、地域の人にとってかかせない薬局を目指して日々奮闘中。日用品、市販薬、処方箋薬、経営学など様々な分野で情報を発信していきます。

基本的な考え方は同じところもあるので読んで損は無いと思います

今回もとりあえず用語はたくさんありますが単的に書いていきたいと思います

 

今回は第2話になりますので前回のお話を読んでいない方は是非第1話から読んでみてください

第1話 売上を上げる?分析方法について
【売上管理】売上を上げるには?基礎編
皆さまどうもこんにちは 今回はあまり馴染みのない話になるかもしれませんが計数管理について話します 苦手な人がいると思うので基本的な部分から順に書いていきたいと思います 売上を上げるためには?と考えるにはただ漠然と考えるのではなく どうしたら...

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粗利益高とは

粗利益高とは一定期間内に得られた総利益のことをさします

この金額が高いとより利益を得られていると言う目安になります。

付加価値をつけている指標

外部から購入してきた材料・部品に価値を付け加えその「価値の部分」を売って利益を生み出しています。

この「価値の部分」を付加価値といいます。

小売業では

粗利益≒付加価値

と考えることが多いです

粗利高・売上原価の公式

粗利高

一定期間内の売上から得られた総利益

粗利益高 = 売上高 - 売上原価

売上原価

一定期間の売上げを作るためにかかった 商品原価の合計

売上原価(円) = 期首在庫額(原価) + 期中仕入額(原価) – 期末在庫額(原価)

 

ちょっと難しいかもしれませんが、

売上から商品の仕入れ値を引いた額です。

 

廃棄の取扱は売上原価として計算

万引や期限切れなどの廃棄は期末在庫がマイナスされ、売上原価の部分として上げられます。

結果として粗利益額は減ります。

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具体例〜計算〜

計算例をあげますので参考にどうぞ

面倒くさいときはとばしてください

 

例1 基本の考え方

原価100円、売価200円の食品があります。(期首在庫なし)

1日目は10個仕入れ、一定期間中に値下げをしないで売り切りました。  

 

1日目の粗利益高

売上高 = 200円 × 10個 = 2,000円

売上原価 = 100円 × 10個 = 1,000円

粗利益高 = 2,000円 - 1,000円 = 1,000円

 利益として1,000円出ていることがわかりますね!

 

2日目は12個仕入れ、値下げをしないで10個売りましたが、残り2個は売れずに廃棄しました。

 

2日目の粗利益高

売上高 = 200円 × 10個 = 2,000円

売上原価 = 100円 × 12個 = 1,200円

粗利益高 = 2,000円 - 1,200円 = 800円

 

10個売れたため売上は2000円になります。

仕入れ価格は12個仕入れたため1200円となりその差額800円が利益になります。

 

例2 無駄な値引きをしていた

原価80円の雑貨があります。

定番売価は120 円です。

90円に値下げしたら1月は120個売れました。

 

翌月100円に値上げした所、販売個数1割減で108個売れました。

※1月、2月ともに商品ロスはありません。

1月の粗利益高

売上高 = 90円 × 120個 = 10,800円

1個あたりの粗利金額 = 90円 - 80円 = 10円

粗利益高 = 10円 × 120個 = 1,200円

2月の粗粗利高

売上高 = 100 円 × 108個 = 10,800円

1個あたりの 粗利金額= 100円 −80円 = 20円

粗利益高 = 20円 ×108個= 2,160円

 

1月は値引きしすぎて利益を出せていない例です

2月は売価を10円ほど上げたところ、販売個数は1割減とやや下がったものの、1月よりも利益がしっかり出せていることが分かりますね!

 

例3 日配品などの値引き例

仕入原価50円 販売価格100円のパンがあります。

昨日納品のパンが5個、新たに今日10個納品されました。

夕方になり、昨日納品のパンが3個残っていたので30円引き処理をしたら2個売れましたが、1個は残り廃棄しました。

明日も販売できるパンはあと3個売り場に残っています。

今日のこのパンの粗利益高はいくらになるでしょう?

 

計算

売上高 = 100円×9個 (昨日分値引きなしの2個と今日分7個)+ 70円×2個(値引き分2個) = 1040円

売上原価 = 期首在庫額250円(昨日の売れ残り5個分)+期中仕入額500円(今日の納品分10個) -期末在庫額150円(明日への持ち越し分3個) = 600円

粗利益高 = 売上高(1040円) – 売上原価(600円) = 440円

 

※廃棄ロスも売上原価に入ります

粗利益高50円×9個 + 粗利益高20円×2個 = 490円 とならないように注意しましょう!

 

まとめ

今回は基本的な考え方や粗利の計算方法を書きました

原理が分かれば対策しやすくなりますよね

 

まとめ

粗利益≒付加価値で額が高いほど競争力が強い指標

売上原価は商品を仕入れたり製造するのにかかった費用

粗利益= 売上高 - 売上原価

売上原価 = 期首在庫額(原価) + 期中仕入額(原価) – 期末在庫額(原価)

粗利を増やすには売上を伸ばすか売上原価を減らす。

次回は値入れについて書いていきたいと思います

 

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他にもたくさん記事を書いていく予定ですのでよろしければご覧いただけてたら幸いです★

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